会社に行きたくない。
会社に行きたくないと思ったこと。
誰でも一度は経験があると思います。
会社に入社する前、会社選びをしている段階では会社の表向きの面しかわかりませんよね。
入社してから分かることは多いもの。
私の経験でも入社してから、
えー!こうだったんだあ!!
なんて、何度も思ったものです。
特に困ったのは、求人情報の記載内容と自分の労働環境が極端に違っていたこと。
残業は毎日2時間程度との認識で応募したのですが、いざ入社してみると少ない日でも4時間。
最大で早出残業あわせて、なんと10時間という日もありました。
ここまでくると残業が多い会社とわかっていて入社したとしても、キツイと思います。
超長時間残業しても、まったく大丈夫な人もいます。
しかし私はさすがに壊れました。
会社選びの段階で、会社の中身がある程度はっきりとわかるようなシステムがあれば、会社と社員のミスマッチも少なくなって双方ともにメリットがあると思うのですが。
現在の求人情報では、いかんせん内容が薄いような感じがしてなりません。
さらに、たとえ仕事が自分に合っていたとしても、人間関係や労働環境からくる悩みもあります。
ストレスなく働くというのはとても難しいことです。
会社で働くというストレス
会社に行きたくないと思っている人は多いものです。
しかし大多数の人は色々な理由から、辛抱しながら働き続けています。
時代は流れても、日本型雇用の未だに転職は良しとしない、一つの企業でできる限り勤め上げる、という風潮が残っているのも事実です。
と同時に、近年雇用の流動化で、転職や起業・独立するひとも増えています。
AI技術が急速に発達して社会環境も目まぐるしく変化しています。
10年後に無くなる仕事という情報が、もはや無視できなくなる厳しい時代を迎えつつあります。
生活をする上ではますます便利になっていいのですが、働く人にとってはホント大変ですよね。
会社に行くのが辛い
会社に行きたくないと思うことがあっても、一過性のものだったり軽いレベルであればさほど問題にはならないでしょう。
しかし、会社に行くことが辛くて仕方がない、夜も眠れない、となると事態を深刻に受け止める必要があります。
そのままの状態を継続すれば、心身ともに言い訳はありません。うつ病などを発症する危険性があります。
なにより辛い思いをしていることが、問題です。
一体、どうすればいいの?
今の会社に行くのが辛いということであれば、最終的には会社を辞めるという選択に行きつくと思います。
今の環境を変えてやることで辛い状況が解消されますが、辛い原因が自分にもある場合は一時的に終わる可能性もあります。
新しい道に今より良い環境が保証されているわけではありません。
確かに大切な選択肢ではありますが、その前にできることはやっておくべきです。
過去の成功体験を振り返る
今まで歩んできた自分の人生、振り返ってみると良かった時もあれば辛かったこともあった、山あり谷ありで順風満帆ではなかったなあって、思い当たる節があるはずです。
そうでなければ、このような悩みは抱えていないか、ラッキーだった人でしょう。
そのときの思いを今の自分にだぶらせてみれば、悩み解消のきっかけになる可能性があります。
先のことは考えない
不安は今現在のことより、先のことについて発生します。
先のことはどうなるか分からないことですから、いらぬ心配をするのはやめるべきです。
人に頼る
人間誰でも一人では生きていけません。
助け合って生きていくのが人間なんです。
一人で悩んでいるのは、最もいけないことです。
相談できる人がいない。
果たしてそうでしょうか?
一番身近な人から外へ幅を広げながら探してみる。
社会のセイフティーネットを利用する。
相談窓口を探す。
インターネットで、同じ悩みを持っていた人を見つける。
など。
出来ることをやってみることが先決です。
それぞれ一長一短はありますが、自分にとってマイナスな情報は捨てればいいだけで、プラスになることはあるはずです。
元プロ野球選手・監督の野村克也さんは、奥様の野村沙知代さんの
何とかなるわよ!!
の一言に何度も救われたといいます。
ちょっとした助言で心が軽くなった経験はあるでしょう。
人のちょっとした助言が与える影響の大きさを考えれば、相談できる人の存在がいかに大きいか分かります。
もし逆にストレスをもたらすような言葉をもらえば、気にしなければいいのですが、悩みを抱えているような状況ではそれは難しいです。
人を選びながら、割り切ることも必要になります。
メンタルクリニックを訪れてみる
昔は精神科を受診することは敷居が高かったイメージがありますが、今はストレス社会で、うつ病などに悩む人も多く気軽に受診できる時代になりました。
確かに精神科を受診することは不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし現状の自分を診てもらって、問題なければそれで良し。
治療する必要があれば、行ってよかったということになります。
症状次第では休職して治療するという場合もあります。
休職している間は会社からの給料はもらえなくなりますが、健康保険に加入しているのであれば、1年半にわたって傷病手当金を受け取ることができます。
しっかりと治療に専念して、回復を目指します。
まとめ
辛いことがあれば逃げたいと思うのは人間として当然のことです。
耐えるばかりではなく、最終的には逃げることも必要です。
その前にできることはないか考えてみることが大切です。
辛い状況に置かれていると、正常な判断ははっきり言って難しいです。
しかし発作的な行動を起こすことは、傷口を広げる結果を招きかねません。
自分自身の幸せのためにより良い選択ができるよう、小さなことから始めてみてください。