中古車と言えば品質にかなり差があり、なかなか選ぶのが難しいですよね。
国産車は壊れないとは言いますし外国車もほぼ同程度に品質がかなり向上しています。
とはいえ長く乗っていれば消耗パーツの交換も必要ですし、確実に部品は劣化して行きいつか寿命を迎えます。
中古車の選択としては、まずある程度の車種に絞ってからできるだけ品質のよいクルマを探すというのが一般的です。
そこでできるだけ品質の良いものを見つける秘訣を探っていきたいと思います。
年式と走行距離
まず気になるのが年式と走行距離だと思います。
もちろん新しいのに越したことはありませんし、走行距離も少ないほうがいいと思いますよね。
ただ年式に比べて極端に走行距離が少ないものは、たまにはずれがあります。
そうです。
たまにしか乗らないため、使わなくて壊れるという問題が発生する可能性があります。
私も8年落ちで走行距離3万1千キロ程度のクルマを買い8万キロまで乗りましたが、サーモスタットが故障したりいろいろとトラブルを経験したことがあります。
年式を優先するか、走行距離を優先するか?
まず年式についてですが、
13年経過した古い車は自動車税・重量税が割増になることをご存知でしょうか?
出典:国土交通省
更に超低年式車になると、消耗部品の生産中止により部品調達が困難になるという問題が起こる可能性があります。
私がお付き合いのあるディーラーで、ホンダの初代ステップワゴンの部品がなくなったため、車検をあきらめた客がいるという話を聞きました。
そこまで長く乗るという方は少数だと思いますが、それでも現にいるのです。
愛車とできるだけ長く付き合いたい、乗りつぶすつもり!という方は、新車もしくは出来るだけ高年式車を選ぶことをおすすめします。
走行距離と点検整備記録簿
昔は走行距離メーターの巻き戻しをする個人や業者が存在していたため、走行距離は参考程度にしかなりませんでしたが、最近は車検時に車検証に記載するようになったこともあり、ある程度信用できるようになりました。
そのため中古車市場では高年式過走行車をよく見かけるようになりました。
ここで過走行車について問題になるのは、過去のオーナーのメンテナンス状況と消耗部品の交換のタイミングです。
オイル交換、点検整備、メンテナンスがキチンとされているクルマは、大切に扱われてきたと想像できます。
更に既に交換されている部品が把握できるので、今後の部品交換の時期がある程度予測できます。
クルマは10年10万キロという言葉もある通り、10万キロをこえるあたりから消耗部品の交換が増えてきます。
それにかかる費用は決して安くはありませんので無視できません。
クルマを購入するときに交換時期の近い部品は、できるだけサービスで前倒しで交換してもらうように交渉するのも手です。
場合によっては部品代は負担するので、工賃サービスをしてもらうように交渉してみるのもいいでしょう。
部品の交換さえできれば長く付き合える
私は現在2004年式ホンダステップワゴンに乗っています。
15年目、走行距離は21万キロを突破しました。
初年度登録から13年を超えているため、自動車税、重量税は増税となっています。
現状抱えているトラブルは、キーレスと右電動ドアミラーの故障です。
ここまで来るまで、主な交換部品は
エアコンフィルター
タイヤ交換4回
ラジエーター交換
フロントブレーキパッド
インジェクションコイル、スパークプラグ
HIDバルブ、イルミネーションランプ、ブレーキランプ、ナンバー灯
ブーツ類、オイル類
バッテリー3回
部品交換以外の主な修理は
エンジンオイル漏れ
エアコンクリーニング
などです。
購入したディーラーのサービス担当者の話では、さすがに20万キロ超えのクルマはほとんど見ることはないそうで、このまま乗り続ければさらに交換部品が増え続けるだけである上、部品供給がストップする懸念もあるとのことで、それとなく買い替えを勧めているような雰囲気でした。
今乗り続けているうえで不安なことは、オルタネーターのトラブルです。
オルタネーターはクルマの発電機であり、故障すればメーターパネルの警告灯が知らせてくれますが、その時点で頼りになるのはバッテリーに残っている電気だけで、それを使い果たすとクルマはストップしてしまいます。
エアコンの使用などで電気を大量に使う夏場やバッテリーの電圧が低下しやすい冬場などに加えて、経年劣化により弱っているバッテリーであれば、状況は厳しいといえます。
それでも長い間家族の一員のような存在で家族の楽しみを運んでくれた愛車ですから、出来る限り乗り続けたいというのが私の今の思いです。
まとめ
クルマは、購入費用に加え税金及び保険料、メンテナンスにかかる費用など、決して安い物ではありません。
そのためクルマの購入の仕方や選び方は、後にコスト面で大きな差が出る部分でもあります。
そのために決して衝動買いだけは避けていただきたいと思います。
この記事があなたの楽しく素敵なカーライフの一助になれば、心よりうれしく思います。
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