夜尿症は治るの?
夜尿症って何時か治るの?って、不安に思っている方は多いようです。
おねしょ(夜尿症)は心配しなくてもそのうち治るよ!と、よく言われています。
ほとんどの子供たちが、思春期を迎える12歳を過ぎるころには、夜尿は見られなくなります。
しかし成人まで続くことも、まれではありません。
お恥ずかしい話ですが、わたしがそうでした。
お医者さんのお話では、大人でもおねしょする人はいるそうですよ。
わたしの辛くて恥ずかしい経験や思い出が、今悩んでいる方の不安を和らげることができたり、少しでも参考になればと思い、綴ることにしました。
おねしょをする子供に罪はない
罪なんて言葉はふさわしくありませんが、好きでおねしょをする子供はいません。
はっきり言いますがおねしょをすることは、悪いことではないんです。
おねしょをしたお子さんを叱ってはいけません。
まず、おねしょを経験したことのないお父さんやお母さんやご家族の方には、そのことを理解していただきたいですね。
しかしお子さんのおねしょには、お母さんも大変な思いをされている事と思います。
寝具は汚れるし、臭いで友達にばれたりしないか心配になるし、それが毎日のことですので、この大変さは当事者にしか分からないことです。
なぜおねしょするの?
ストレス(両親の不仲などの、家庭環境の問題など)。
夜間の尿量が多い。
膀胱が小さい。
などなど。
修学旅行・宿泊学習・外泊
修学旅行や宿泊学習などの外泊は、どうしたらいいでしょう?
行きたくない、というのが正直なところかもしれません。
大切な行事ですから、安易に欠席するのはおすすめしません。
欠席は最終手段でしょう。
病院の先生に相談する
まず、病院の先生に相談するのが一つの手です。
お薬でおねしょを一時的に止めることができます。
わたしは外泊とは関係なく、通院した経験があります。
薬を飲んだ日は、100%おねしょしませんでした。
起こしてもらう
病院に行くのが行くのが嫌であれば、学校の担任の先生に起こしてもらうという方法もあります。
ただこれは、”他の子に気づかれるかも?”という不安があると思いますが・・・。
水分摂取量をコントロールする
当日の水分摂取量をコントロールすることで、対応します。
特に夕食からあとは水分は一切摂らないようにします。
更に当日はできるだけ長く起きておいて、寝る直前に必ずトイレに行くことです。
長く起きていることで寝る前に少しでも多くの尿を排出しておきます。
しかし季節や環境により脱水症状になる心配もありますので、注意が必要です。
どれも一長一短がありますが、これらはわたしが実践した事実です。
おねしょと付き合う
おねしょを治そうと特に努力したことはありません。
あったとすれば、病院の泌尿器科に2週間通院したことくらいです。
先生のお話では、”成長とともにだんだん減ってきていつか治る!”と言われたのを記憶しています。
夜間の摂取水分を控えめにすることや、寝る前にトイレに行くこと。
最低限のことはしました。
小さなこと、それが成功体験につながり状況の好転を生む可能性への期待。
必ず治る!と自分へのメッセージの意味をも込めて、日中おしっこを我慢して膀胱を鍛えてみたり・・・。
そして成長とともに回数は減っていきました。
そして完全に治る時が訪れたのです。
治療という選択
夜尿症は自然軽快していくことが多いことや、身体に悪影響を及ぼすというわけではないため、放置されることが多いようです。
おねしょと付き合うのは、正直大変です。
コンプレックスにもなりますし、それがストレスにもなります。
もしおねしょが治ったら、とても素晴らしいことですね。
できれば一度病院で診てもらうのがおすすめです。
もし迷うなら、診てもらってから考えればいいのです。
最後に
夢の中でトイレに行くことがあります。
そして、夢の中のトイレで用をたしてしまうんですね。
時にはその最中に目が覚めて、”しまった!!”と思うこともあります。
おねしょは本人にとっては、辛く悩ましいものです。
しかし本人はどうしたらよいのか分かりません。
お父さんお母さんは、時にはいらいらして叱ってしまいたいこともあるでしょう。
しかし叱ることは本人にとって良いことはありません。
もしおねしょをしなかった日があったら、ほめてあげてください。
本人は褒められることがとてもうれしく、色々な面で自信になるものです。
周りの温かく見守る気持ちが、一番大切なのです。
いつか治る時が来ます。
良い環境がもっとも大事なのです。