- 職場の嫌がらせは常に何処かに存在します。
あなたが嫌がらせに遭っているのなら、逃げることなく解決の道を探りましょう。
既に法制化されているセクハラ(セクシャルハラスメント)に続き、いよいよパワハラ(パワーハラスメント)についても法制化されることになりました。
厚生労働省は、パワーハラスメント対策の法制化を盛り込んだ改正労働施策総合推進法に関するリーフレットを作成した。2019年6月5日の公布後1年(中小企業は3年)以内に設定される施行日以降、職場でのパワハラ防止のために必要な措置を講じることが事業主の義務になる点を明記。適切な措置を講じていない場合には是正指導の対象となる。
出典:労働新聞
現代社会ではストレスから逃れることのできない多くの環境のなかで、ハラスメントのない職場環境の維持は、企業にとって喫緊の課題と言えるでしょう。
ハラスメントは企業力を弱体化させる。
たとえそれが小さいものであったとしても、気付かないふりをしてみたり放置しておくことは、許されません。
日々の企業活動の中で、生産性向上、売り上げ拡大、コスト削減、改善活動による業務効率化推進は、当然の如くどこの企業でも行なわれているものですが、従業員の労働環境の向上にも手を抜くことはできない時代になっています。
職場にいじめや嫌がらせが存在すると・・・
職場にいじめや嫌がらせが存在すると、企業活動にも影響が働くのは当然のことと言えます。
従業員は企業と労働契約を結び、労働力を提供し労働対価を得ていますが、労働力を提供する人々、そこにはネットワークのような人と人とのつながりが出来ます。
ネットワークは順調に機能してこそ、最大のパフォーマンスを発揮します。
1従業員の立場になって考えると、良くわかります。
私の体験、職場で嫌がらせに遭ったらどうすればいいのか?
まず最初に言えることは、我慢することが最悪の行動と言えます。
我慢すれば、嫌がらせはエスカレートしても減ることは殆どありません。
治療しない虫歯を放置しているのと同じことで、最終的に抜歯ならぬ退社が待っていると言えば、笑うこともできませんね。
相談が一番!
相談に乗ってもらう相手としては当事者に近い人間ほど、相談を持ち掛けるのは難しいかもしれません。
そのため、外部の相談機関に頼るのが最もお勧めです。
私は労働局の指導の下に会社の総務課に訴えて、対応してもらいました。
会社では流石に
”まずは直属の上司からだろう!”
と言われてしまいましたが、
そうするとどうなるか?
を考えて行動することが良い結果を生みだします。
社内の人間では、しがらみなど解決に障害となりえることがあることが大いにありえるのです。
社内の人間との相談をダメ!と言っているわけではありません。
転職は?
転職すれば現状の人間関係から逃れられるので、一時的には解決したかのように感じるかもしれません。
しかし転職活動、新職場での未知のストレス、転職で失うものなどを考えれば、安易な転職は個人的な意見としてはとてもお勧めできません。
ハラスメント情報サイトでお勧めの転職サイトとかと銘打って情報を提供しているまとめサイトなどをご覧になられるときには、十分にご考察いただければと思います。
感情的になるな!
人間嫌な思いを他人にされたならイラっときてついつい感情的になりがちなものです。
どんなに嫌な思いをすることがあっても、出来るだけ平静を保つようにしてください。
感情的な態度は周囲からの印象を悪くさせるとともに、上司や同僚からの信頼を低下させてしまいます。
まとめ
第三者の意見やアドバイスをもらい自分が冷静になって考える時間が持てることから、相談に乗ってもらうのが一番の薬です。
そのときに自分の非があることが分かったならば、それも素直に認める勇気も解決への道を早めるでしょう。
さて、私の場合はまだ完全に状況が落ち着いたというところまでは行ってはいないものの、状況はかなり改善しています。
仕事を手伝ってくれたり、お互いコミュニケーションがとれるところまで来ています。
コミュニケーションが取れないというのが個人的には最大の悩みでした。
安易に会社を辞めるという選択は、慎むべきです。
解決策は考えればいくらでも出てきます。
冷静になって考えてみてください。
最終的な決断は、それからでも遅くはありません。