冷めるランチジャー、なぜ?
ランチジャーというと、とても温かいお弁当が食べられると思われがちですが、実際はそうではないことがあることを、身をもって体験していました。
なぜ? の答えと対策を探しに行きましょう。
温かいランチジャーの作り方
最近ますます寒くなってきたので、温かいお弁当を食べたいと思い、新品のランチジャーを買いました。おろしたばかりのランチジャーを使った初日は、ほんのり温かい程度でした。
もちろんランチジャーは新品です。
初めてなら、そんなものかと諦めたかもしれませんが、過去にランチジャーの本当の温かさを体験しているので、一度は買い替えを検討しました。
ランチジャーは故障する
電気製品でないものが故障するわけがないと思われるかもしれませんが、ランチジャーはデリケートです。
落としたりぶつけたりして本体や保温ケース、容器のステンレス面がへこむと、本体や保温ケース、容器の内側と外側が接触し、絶縁性能に影響を及ぼします。
また、塩素系漂白剤を使用したり、本体や保温ケースの内側におかずやスープをこぼして放置すると、本体に錆や穴ができ、断熱性能を維持することができなくなります。
また、食器乾燥機や食器洗い乾燥機などの使用により、断熱性能に影響を与える機種もあります。
故障の原因となるような心当たりが無ければ、性能が悪いか、不良品かどちらかだと思われます。
断熱性能の確認
断熱性能は、本体に直接お湯を注いで確認することができます。
数分で本体の外側が熱くなるようであれば、断熱効果が失われています。
故障の原因となりますので、取り扱いにはご注意ください。
保温効果を高めるための工夫
ジャーの本体内部と容器を温める
本体内部はそのままでは冷たい金属なので、その冷たさがお弁当箱の熱を吸収してしまいます。
対策として、本体、保温容器、ご飯容器、汁物容器は熱湯で1分程度予熱するのが効果的です。
ただし、おかず容器は予熱せず、予熱後は熱湯を捨てた後、必ず水分を拭き取りましょう。
お弁当が一番温かい状態で、本体にセットする
電子レンジで温めたご飯や汁物など、温かいものを入れる。
(電子レンジで加熱するときは、必ずフタを外してください)。
ランチジャーに中身をセットするときは、炊きたてのご飯を入れますが、ご飯を炊いてから時間が経っている場合は、必ず電子レンジで加熱して炊きたてのご飯を入れるようにしてください。
食事や飲み物をできるだけ多く入れる。
当然ですが、食品を多く入れると保温性が高くなります。
スープ類を入れる
汁物を入れないと、保温効果が低下します。
スープ類が不要な場合は、スープ容器に熱湯を入れておくと効果的です。
セット本体を保温袋に入れる
保温袋はネットショップでいろいろなものが手に入ります。保温袋は、ジャーを保温するためだけではありません。
衝撃からジャーを守る大切な役割も担っています。
出先では、なるべく暖かい場所で保管する
保管場所が限られていることが多いと思いますが、可能な限り適した場所を選びましょう。
ジャー購入時に確認すること
ランチジャーのチェックポイントは、なんといっても保温性です。
購入前に試すことができないため、商品の表示を確認しましょう。
保温力(6時間)。68℃以上
※製品によって異なる
丈夫で保温効果が高く、食器洗い乾燥機で洗える機種もあります(保温容器を除き、丸洗い可能です)。
ご購入の際はよく比較し、ご納得の上、ご購入ください。
保温効果を高めたお弁当を楽しむ
お弁当を詰めたら、そのままジャーで保温すると考えるか、意識して保温効果を高めるか、どちらかでしょう。
このひと手間のおかげで、毎日温かいお弁当を楽しめています。
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